口笛の音程のとり方

このページでは、どうすれば正しく口笛で音程をコントロールできるようになるのかを解説してみたいと思います。

口笛は一般的な楽器と違って機械的な仕掛けが一切無く、歌と同じように極めて微妙な筋肉の動作によって音程をコントロールしなければならないため、音を出すだけならば比較的簡単ですが、正確に音程やピッチをコントロール出来るようになるには何年にも及ぶ訓練が必要になります。

というわけで、何年も頑張って練習してください!(^▽^)/

・・・で終わってしまうと、もともこうもないので、この講座では音程制御の基本原理とそのコツについて紹介していきます!

音程は舌の動きで制御!

前回のレッスンで、口笛の音は出せるようになったと思います。
(まだの方は先を急がず、まずは前回のレッスンを完全に習得することから始めましょう)

口笛で曲を吹く「口笛音楽」の分野を楽しむには、音が出せるだけでなく、さらに音程を正しくとる練習が不可欠です。

イントロダクションにも書いたとおり、口笛は、上手な人の演奏をいくら動画で観察しても、口の中がどうなっているのかが分からず、技術を見て盗むことが他の楽器に比べて困難なのですが、実は音の高低は基本的に舌の動きで制御しています!

つまり口笛奏者の舌は演奏中、常に忙しく動きつづけているということです!

音程制御の基本原理

さて、どんな楽器でも音程制御の基本原理は一緒なのですが、音の高低は容積に反比例する自然法則があります。

例えば、小学校で習ったリコーダーを思い出してみてください。

リコーダーで低い音を出すにはたくさんの穴を塞いで管の実質的な長さを長くし、高い音を出す場合には上のほうだけを塞いで管の実質的な容積を少なくしますね。

また、低い音を奏でるコントラバスはとても楽器が大きく、小さなバイオリンは高い音が出ます。
つまり音は、容積(または長さ)に反比例する基本的な法則があるということを覚えておきましょう。

口笛で音程を正しくコントロールするためのコツ

口笛の場合は、下の前歯の裏にあてた舌を上に移動させることで口内部の空間(容積)を小さくして高い音を作り出し、逆に、舌の位置を下へ移動させて口内の空間を広げることにより、低い音を作りだすことが出来ます。

超低音や特殊奏法などの例外はありますが、基本的に舌の先端を上下させるだけで、必ず舌の先を下の前歯の裏(中音域)、またはその延長線上の歯茎(低音域)、下唇の裏(高音域)などに軽く押し当てることを忘れないでください。

それではここから具体的なレッスンに入ります!

前のレッスンで行ったとおり、下前歯の中央に舌を当てて、まずは音を出してみてください。そしてそのまま音を出しながら、今度は舌をゆっくりと下前歯の先端に移動させてみましょう。

どうですか?
音が舌の移動に伴って滑らかに高くなったはずです。


実際には最初からこんなにうまくはいきませんが、音を高くする感覚がつかめればここではOKです。

今度は逆に、音を出しながら舌をゆっくりと下の前歯と歯茎の境目に向かって降ろしてみましょう。
音程が舌の移動に伴って低くなることが分かると思います。


このように、舌の位置を上下させて、空気の通る空間の大きさを変化させ口笛の音程を制御します。

ただ、実際に試して頂くと分かるとおり、数ミリレベルのわずかな変化で、大きく音程が変化するため、狙った音を、正確なピッチで、正確なタイミングでうまく出せるようになるには、やはり相当な訓練が必要になります。

ただ、ここで紹介した原理とコツさえつかめれば、次に紹介する地道な練習で誰でも必ずいつか上手に吹けるようになります!

音程を安定させるための日々の練習法

ある程度「音楽的に」口笛を楽しみたい場合は、チューナーを使った練習をお勧めします。

プロでもなかなか正確に出来る人は多くないのですが、チューナーの基準音を口笛で吹き(ロングトーン)、チューナーのメーターを中央で安定させるという単純な練習です。

口笛はもともと、ビブラートのかからないごくシンプルなロングトーンを一定の音量とピッチで正確に吹き続けることが技術的に難しく、1週間くらい練習してもなかなかうまく制御出来ないと思います。

ただ、めげずに頑張れば1ヶ月ほどで、数秒程度の長さであれば、最初から最後までメーターを安定させることが出来るようになるはずです。

これが出来るようになればゆったりとした童謡曲なども口笛で安定感のある演奏をすることが出来るようになります。

ちょっと難しいところですが、ここであきらめず、さらなる高みを目指して一緒に頑張りましょう!

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