口笛用伴奏音源の入手法

口笛のレコーディングにおいて伴奏は欠かせません。特に練習の記録としてならばともかく、YouTube等で一般へ公開することを目的とする場合には良質な伴奏音源を如何に入手するかが作品全体の質を決める重要な鍵となります。

「口笛専用の伴奏」として販売されているものは現在ほとんど無いのですが、くちぶえの伴奏としても使える伴奏の音源販売サイトは多数ありますので、このページでは特におススメのサイトをいくつかご紹介したいと思います。

ヤマハミュージックデータショップ

2015年5月現在で18,000件以上ものMIDIデータが販売されている国内最王手サイト。

*MIDI:Musical Instruments Digital Interfaceの略。

「音」ではなく、音の設計図となるMIDIデータそのものが販売されているため、簡単に移調することが出来たり、特定の伴奏パートをカットしたりすることも容易に出来るようになっています。口笛の場合は個人によって得意とするキーが異なるという特殊な事情があるため、ちょうどカラオケのように半音単位で好きなキーにワンタッチで変更できるメリットは非常に大きいのではないでしょうか。

以前は私的な利用が原則とされていましたが、2014年頃からYouTubeやニコニコ動画等のサイトへの投稿も可能となり、ますます利用しやすくなりました。

動画共有サイトへ投稿する場合の規定について、担当者へ取材したところ、以下の回答を得ましたので参考にしてみてください。

*詳しくはご自身で公式HPの最新情報をご確認の上、不明な点は直接ヤマハへお問い合わせください。

YouTube、ニコニコ動画等、著作権者(JASRAC等)との包括契約取得済サイトにおいて、購入者がそのデータを利用して演奏した様子を収録した動画 ⇒ OK
商用利用 ⇒ NG
オリジナルからのキー、テンポの変更 ⇒ OK
自身の演奏を含まない伴奏のみの投稿 ⇒ NG
その他 ⇒ ヤマハ株式会社が著作隣接権を有するMIDIデータを使用した旨を表記することが望ましい。

MIDI(演奏情報が記載されたデータ)であるため本来は別途それを音に変換するための音源が必要になるのですが「ミッドラジオプレーヤー」というカラオケソフトが同サイトから無料でダウンロードできるため、誰でも迷うことなく簡単に演奏を楽しむことが出来るよう配慮されています。

ヤマハミュージックデータショップ: http://yamahamusicdata.jp/

*2015年6月よりヤマハ音楽データショップがヤマハミュージックデータショップにリニューアルされました。

オカリナ楽譜配信サイト おとタマ

オカリナ用の楽譜と伴奏を販売しているサイト。

オカリナは口笛と同じように空気の振動を利用したエアリード系の楽器で、ピッチも比較的自由にコントロールできる特性があるため、豊かな情感表現が可能で口笛との相性が良い楽器のひとつです。

そのような理由からオカリナ用の伴奏は口笛用の伴奏としても相性が良いケースが多く、実際に私も多くの作品でおとタマとのコラボレーションを行っています。サイト内にはオカリナと口笛のコーナーもあるので是非一度覗いてみてください。

オカリナと口笛

前述のMIDIデータ販売サイトとは異なって音のデータ自体が販売されているため、基本的に伴奏のキーやテンポを自由に変更するようなことは出来ないのですが、MIDIデータをミッドラジオプレイヤーで再生した場合とは比較にならないくらい高音質であることが大きな魅力。口笛音楽として一定以上のレベルの作品を創出したい場合には特におススメです!

すべての作品(伴奏音源、楽譜)は無料で最初から最後まで視聴、閲覧することが可能で、製品同等の作品をじっくり吟味してから購入することが出来るよう配慮されています。取り扱っているジャンルも幅広く、童謡からジブリ作品、幼児向けアニメテーマソング、J-POPまで90曲以上の伴奏音源、275曲の楽譜がオンライン配信されています。

オカリナ楽譜配信サイト おとタマ: http://ototama.com/

中北音楽研究所

中北音楽研究所ではオカリナを中心に、口笛、大正琴、ハーモニカ、リコーダーなどにも利用可能な多数の伴奏CDを販売しています。

口笛情報サイト くちぶえ音楽院としても、これまで多数のコラボレーション作品をYouTubeに公開してきました。

中北音楽研究所のピアニスト、中北利男さんは人間味の溢れる演奏が持ち味のピアニスト。すべての作品は即興演奏によって制作され、打ち込みで人工的に作られた市販MIDI伴奏とは全く異なる次元の音楽的魅力が感じられます。

人気の楽曲を集めた「日本の歌シリーズ」は全曲視聴可能で、オカリナのC,F,G管用の伴奏と楽譜が収録されているため、口笛で利用する場合においても3つのキーの中から自分に一番合った伴奏を利用することが出来るようになっています。

*その他のCD(童謡など)はC,F管対応、全曲視聴可能

日本の歌シリーズが10~12曲入りで1枚10,000円という価格設定は少々高いように感じられるかもしれませんが、収録されている伴奏を利用して演奏した動画をYouTube等のJASRAC包括契約取得済サイトへ投稿したり、演奏会で利用したりする場合、別途中北音楽研究所から使用許諾を得る必要はなく自由に使うことが出来るため、総合的に見るとリーズナブルな価格設定であるように思います。

オリジナル伴奏の受注も行っており、この世にひとつしかない自分だけの伴奏、楽曲を制作してもらうことも可能です。

中北音楽研究所:http://nakakitamusic.com/okarinabansoucd.html

伴奏サイトの比較

本ページで紹介したサイトの比較を以下に掲載しますのでサイト選びの参考にしてみてください。

サイト名 ヤマハミュージックデータショップ おとタマ 中北音楽研究所
楽曲数 ★★★ ★★ ★★
視聴 ★★ ★★★ ★★★
1曲単位の購入 ★★★ ★★★
アルバム単位の購入 ★★★ ★★★
ダウンロード購入 ★★★ ★★★
キーの自由度 ★★★ ★★
テンポの自由度 ★★★
音楽的情感 ★★ ★★★
音質 ★★ ★★★ ★★★

*上記の評価は現在得られる事実を元に利用者の利便を目的として定性的な記述を行ったものであり、感じ方には個人差があります。

*おとタマ、中北音楽研究所、くちぶえ音楽院のコラボレーション作品においては市販されているものとはアレンジやキーが異なるものが多数あります。ご購入の際には必ず事前に視聴の上、ご確認ください。

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