口笛マイキングの極意!

外付けマイクを使用して口笛を録音したい方、またはカラオケボックスなどで口笛を吹く方に特に注意していただきたいのがマイキングです!

マイキングとはマイクを扱う技術全般を指しますが、口笛の場合、ちょっと特殊なマイキングテクニックが必要です。

このレッスンでは口笛に最適なマイキングのコツについてご紹介したいと思います。

口笛マイキングの特殊性?

一般的な楽器はサウンドホールから音だけが出るように設計されています。レコーディングエンジニアは楽器ごとに確立されているレコーディングノウハウに基づいて適切な位置にマイクをセットアップすれば、簡単にその楽器の魅力を引き出すことが可能です。

一方、口笛の場合は口から音が出ますが、それと同時に息も出てしまいます。そのため口の正面にマイクをセットして普通に録音すると、こんなことになってしまいます。。。


ひどいですね。。。

息がマイクにあたることによって生じる「ブローノイズ」が混入し、これではいくら上手に演奏したとしても、音楽には程遠いといわざるをえません。

ブローノイズや破裂音を低減するためのアイテムとして、ポップガード(ポップスクリーン)というものがレコーディングにおいて良く使われているのですが、そのポップガードを使って録音してみたのが次のサンプルです。


かなり良くなりましたが、まだまだです。

直接マイクに風が入ることはなくなり、音は拾えるようになりましたが、今度はポップガードに当たった風音が一緒に録音されてしまっていて音がクリアーではありません。

また、ブローノイズの抜本的な対策として、空気を吸って音を出す『吸気奏法』を使う方法もありますが、実際上、吸気奏法で100%の実力を発揮できる奏者は皆無で、音楽的な表現の幅などを考えると、これも現実的な選択ではないように思います。

口笛に最適なマイキング

前フリが無駄に長くなってしまいましたが・・・^^;

口笛に最適なマイキングは以下のとおりです。

角度:口元に対して45°
距離:15 cm ~ 50 cm程度(マイクの感度及び部屋の環境に応じ調整)

先ほど説明したとおり、口笛の場合、音とともに息が正面に出てしまいます。マイクが正面にあるとポップガードなどを使用しても風切音(息がポップガードに当たる音)を拾ってしまうことが避けられないため、必ず斜めから集音するようにします。

また一般に、マイク距離が近すぎるといわゆる”近接効果”によって口笛の音域(高音)がうまく拾えずにクリアなサウンドが得られないため、機材への入力レベルが小さいからといって安易にマイクを近づけるべきではありません。
適度に距離を保って録音し、もし必要であれば後からソフトウェア的に音量を調整したほうが、口笛特有の美しいサウンドが得られます。

最後は手前味噌で恐縮ですが、マイキングの良い例です。
適切なマイキングテクニックを身につけて美しい口笛を世に残しましょう!

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