伴奏音源の入手方法

口笛の録音・レコーディングを行う前に必ず準備しなければならないのが伴奏音源です。

特に、作品としてYouTubeなどで公開する場合は、伴奏音源の品質が作品全体の質を決める重要な鍵となります。

このページでは、高品位な伴奏音源を手頃な価格で購入することが出来るサイトをいくつかご紹介したいと思います。

ヤマハミュージックデータショップ

2020年2月現在、カラオケ用MIDIだけで約１万件もの伴奏を販売する国内最王手サイト。

＊MIDI：Musical Instruments Digital Interfaceの略。

参考
ヤマハミュージックデータショップ

「音源」ではなく、音の設計図である「MIDIデータ」そのものが販売されているため、簡単に移調やテンポ変更が出来たり、特定の伴奏パートをカットしたりすることも容易に出来るようになっています。

口笛の場合、個人によって得意とするキーが異なるため、ちょうどカラオケのように半音単位で好きなキーに変更出来るメリットは非常に大きいといえます。

また、購入したデータを伴奏として利用した作品をYouTubeへ投稿することが公式に認められているため、著作権の観点からも安心して利用することが出来ます。

MIDIデータ（演奏情報が記載されたデータ）のため、本来は別途、それを音に変換するための仕組みが必要となりますが、同サイトで無償配布されている「ミッドラジオプレーヤー」というカラオケソフトを利用すれば、誰でも簡単に伴奏として利用することが出来るよう配慮されています。

オカリナ楽譜配信サイト おとタマ

オカリナ用の楽譜と高音質な伴奏音源を販売しているサイト。

参考
オカリナ楽譜配信サイト おとタマ

オカリナは口笛と同じように空気の振動を利用したエアリード系の楽器で、ピッチも比較的自由にコントロール可能な特性があることから豊かな情感表現が可能で、口笛との相性が良い楽器のひとつです。

そのような理由から、オカリナ用の伴奏は口笛用の伴奏としても相性が良く、実際に私も多くの作品でおとタマとのコラボレーションを行っています。

サイト内には「オカリナと口笛」コーナーもあるので是非一度覗いてみてください。

参考
オカリナと口笛オカリナ楽譜配信サイト おとタマ

MIDIデータ販売サイトとは異なり、音のデータ自体が販売されているため、基本的に伴奏のキーやテンポは変更出来ませんが、MIDIデータをミッドラジオプレイヤーで再生したものとは比較にならないくらい非常に高音質な音源であることが大きな魅力。

口笛音楽として完成度の高い作品の制作を目指す方には、特におススメです。

すべての作品（伴奏音源、楽譜）は無料で最初から最後までストリーミング視聴、閲覧することが可能で、購入前にじっくり吟味することが出来ます。

中北音楽研究所

中北音楽研究所ではオカリナを中心に、口笛、大正琴、ハーモニカ、リコーダーなどに利用可能な多数の伴奏音源CDを販売しています。

くちぶえ音楽院でもこれまで多数のコラボレーション作品をYouTubeに公開しています。

参考
くちぶえ音楽院―中北音楽研究所コラボ作品YouTube

中北音楽研究所のピアニスト、中北利男さんは人間味の溢れる演奏が持ち味のピアニスト。

すべての作品は即興演奏によって制作されており、打ち込みで人工的に作られた市販MIDI伴奏とは全く異なる次元の音楽的魅力を感じることが出来ます。

人気の楽曲を集めた「日本の歌シリーズ」は全曲視聴可能で、オカリナのC,F,G管用の伴奏と楽譜が収録されているため、口笛で利用する場合においても3つのキーの中から自分に一番合った伴奏を利用することが出来るようになっています。

参考
日本の歌シリーズ中北音楽研究所

10～12曲入りのCDが1枚10,000円という価格設定は高く感じられるかもしれませんが、収録されている伴奏を利用して演奏した動画は、別途、中北音楽研究所から使用許諾を得る必要無しに、YouTubeへ公開したり、自身のコンサート・リサイタルで使用することが出来るため、総合的に見るとリーズナブルな価格設定となっています。

オリジナル伴奏の受注も行っており、この世にひとつしかない自分だけの伴奏、楽曲をオーダーメードで制作してもらうことも出来ます。

伴奏販売サイト比較

本ページで紹介したサイトの比較を以下に掲載しますのでサイト選びの参考にしてみてください。