歯笛奏法

口笛奏法解説:歯笛奏法

歯笛奏法は唇ではなく、上下の前歯を利用して音を生み出す口笛の特殊奏法です。

注意
一般に広く知られている葉笛と混同される方が多いですが、歯笛と葉笛は全く関係ありません。

外見的にごく自然な口の状態で音を出すことが出来るため、歯笛で音を出しても、誰が吹いているのかは分からず、周囲の人が「どこから音が出てるの?」と、とても不思議がってくれるので、宴会ウケは非常に良いです(笑

歯笛を聴いてみよう

歯笛がどのようなものなのかを理解するために、まずは以下の動画をご覧ください。

近くでじっくり見ても、歯笛を吹いていることは外見からはかなり分かりづらいと思います。

また、練習すればこのようにしっかりとした音程コントロールも可能なことが理解出来たかと思います。

歯笛の吹き方と原理

まず、歯笛の発音原理についてですが、上下の前歯を使って気流の乱れを生み出し、音の元(イニシャルノイズ)を発生させることで口笛のような音を作り出しています。

位置的な問題で音を増幅させることのできる空間が非常に小さいため、やや息っぽさの残るやわらかな響きとなることが特徴です。

歯笛の吹き方は、以下の通りです。

歯笛の吹き方

  • 上の歯と下の歯をわずかに離す程度に口を開き、舌はノーマル奏法ほどしっかりと下の前歯に触れさせず、下前歯と歯茎の境目に、舌の先端がごくわずかに触れるようにする
  • 舌の左右をややおわん状に立ち上げて空気の乱れが効率よく発生するようにする
  • そのまま息をやや強く吐き出すことで、イニシャルノイズ(音の元)が発生し、それが口内で共鳴し、音が鳴る

ノーマル奏法とは異なり、唇をすぼめる必要は無く、わずかに唇が開いていれば音を出すことが出来ます。

以下のレッスンでイニシャルノイズや基本的な音の鳴る仕組みについて解説しているので、難しいと感じる方はざっと読んで頂くと理解しやすいと思います。

口笛の吹き方 口笛の吹き方

技術的にやや繊細なコントロールが必要となるため、歯笛でクリアーなサウンドを形成し、正確な音程が取れるようになるにはかなり長い期間を必要とします。

また、日常的に口笛を吹いていると、特に意識して歯笛を練習しなくても「気が付いたら自然に歯笛が吹けるようになっていた」というケースも多々存在します。

口笛の音楽表現という観点からはあまり使う機会が無く、歯笛奏法が出来なくても特に困る事は無いのですが、口内形状を自由に変化させ、音を自在に制御する感覚を養う上で、良い訓練にはなりますので、余力があれば是非チャレンジしてみてください。

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