口笛で楽曲に情感を与えるためのコツ

このレッスンでは口笛でどのようにして音楽的なニュアンスを表現し、楽曲に情感を与えることが出来るのかについて、そのコツを解説してみたいと思います。

世界で活躍する口笛奏者には皆それぞれ際立った個性があり、高速なウォーブリング技術で魅せる方、紙芝居やマリオネット、手品など他の技術と組み合わせて総合芸術としての価値を高めることに注力される方、巧みなトークで場を盛り上げる才能に長けた方、などなど・・・皆さんそれぞれに長所があるものですが、口笛を「芸」ではなく「芸術音楽」として考えたときに最も大切な要素・・・それはやはり「情感」ではないでしょうか。

「情感」というのはかなり曖昧な表現ですが、私がここでいっている情感とは「その楽曲を聴いたときに感動に至る要素の一部分としての不完全性」を指しています。

つまり、情感だけでは音楽としてまったく価値がありませんし、情感があまりに強すぎてもいけません。
一昔前の打ち込み電子音楽のように単に正確な演奏であっても無機質であればやはりそれもまた感動には至らないものです。

あくまで正確なリズム、音程(ピッチ)、和声に裏打ちされた高度な技術の上に、若干のヒューマニズム≒揺らぎ≒不完全性が入ることで最も自然に心に訴えかけることが出来るのだと思います。

口笛奏者の心の底から紡ぎ出されるように生じる「情感」を技術解説するということ自体がナンセンスではありますが、一方で、知っておくべきTips、コツも現実的にはあるように感じますので、以下に紹介してみたいと思います。

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